新型コロナウイルスの感染が拡大する中、パルスオキシメーターが注目されています。
パルスオキシメーターとは？
パルスオキシメーターとは、皮膚の表面から動脈血液の酸素飽和度（SpO2）を測定する機器です。
1974年に日本で開発されました。
採血することなく、装置に指をはさむことによって測定することができます。
パルスオキシメーターで何がわかるの？
肺炎になって肺がダメージを受けると、肺から血液中に酸素が十分に行き渡らなくなり、酸素飽和度が低下します。
酸素飽和度の測定は、新型コロナ患者の病状の判断目安としても用いられています。
厚労省の研究班が策定した「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）診療の手引き」によると、新型コロナウイルス感染症患者の血中酸素飽和度が
「96%以上」は軽症
「93%超〜96%未満」は中等症Ⅰ（呼吸不全なし）
「93%以下」は中等症Ⅱ（呼吸不全あり）
となっています。
新型コロナの感染判断はできない
パルスオキシメーターで測定できるのは、酸素飽和度（SpO2）です。
酸素飽和度（SpO2）を測定しても、新型コロナウイルスに感染したかどうかはわかりません。
持っていると安心
新型コロナウイルスは、軽症でも容体が急変することがあると言われています。
パルスオキシメーターですぐに酸素飽和度（SpO2）の測定ができれば、自分の状態を知ることができ、重症化のサインに早く気づけることもあるでしょう。
パルスオキシメーターを貸し出す自治体も
自宅療養する新型コロナウイルスの陽性者にパルスオキシメーターの貸し出しを行っている自治体もあります。
自分の住んでいる自治体が貸し出しを行っているかどうか調べておくと安心ですね。