新社会人になって、楽しみなことと言えば何と言っても初めての給料です。
初任給で新しい腕時計を買おうと思ったり、パァ~っと遊ぼうと思ったり、オシャレな洋服や靴を買おうと考えている人も多いことでしょう。
しかし、初任給だからこそやりたい事と言えば、両親への感謝。つまり、初任給で父親や母親に何かをプレゼントするということではないでしょうか。
あなた自身で稼いだお金で、感謝の気持ちを込めたプレゼントをすれば、きっと両親も喜んでくれるに違いありません。両親の誕生日などの記念日が、初任給の日とかけ離れていても構いません。
初任給で、両親にプレゼントすることが大事なのです。
初任給のプレゼント相場を知る前に、初任給について理解するべき
初任給で両親にプレゼントをする前に、初任給について詳しく知る必要があります。
まずは、初任給とは「いつ貰えるのか?」そして「いくらもらえるのか?」ということを理解しましょう。
初任給はいつ貰えるのか?
初めての給料日は、あなたが働いている会社の給与支給日によって異なります。
雇用契約書を読めば、締め日と給与の支給日について書かれていますが、大きく分けると以下の3つの給料支給日が一般的です。万が一、雇用契約書を無くしてしまった場合は、同期の社員や上司に聞いてみると良いでしょう。
※給料の支給日が土曜日や日曜日や祝日の場合、一般的にはその前日が給料日になります。
当月末締め、当月25日払いの場合
多くの大企業は、当月末までの分の賃金を当月25日に支給します。
少し分かりにくい表現ですが、簡単に説明すると、4/1~4/30までの固定給を4月25日に支給してくれます。つまり、4月25日が初任給の日になります。
当月末締め、翌月10日払い(もしくは翌月25日払い)の場合
締め日が月末で給与支給日が翌月の会社の場合、4月に初任給はもらえません。
翌月10日払いであれば初任給の日は5月10日で、翌月25日払いであれば初任給の日は5月25日になります。
当月15日締め(もしくは当月10日締め)、当月25日払いの場合
この場合、2パターンの方法があります。
「当月末締め、当月25日払いの場合」と同じように、4/1~4/30までの固定給を4月25日に支給する場合と、4/1~4/15(もしくは4/1~4/10)の分を4月25日に支給する場合があります。
前者の場合、1ケ月分の固定給を4月25日にもらえますが、後者の場合、1/3ケ月分(もしくて1/2ケ月分)の給料が4月25日に支給されるので、4月25日にもらえる給料は本来より少ないです。
初任給はいくらもらえるのか?
あなたと勤務先の会社の雇用契約の内容によりますが、初任給はだいたい16万円~20万円程度。手取り(実際に振り込まれる金額)にすると、15万円~19万円程度(交通費は別途)になります。
詳しくは、会社と交わした雇用契約書を読んでください。
初任給で両親にプレゼントする時の相場
上記の通り、初任給は手取りで15万円~19万円程度です。
そのため、初任給をもらった時にプレゼントをするなら、その収入の中から、生活に困らない程度の金額のものを両親にプレゼントする必要があります。
では、初任給の金額の範囲内で、生活が困らない程度のプレゼントとは具体的にどの程度の金額なのでしょうか。
その疑問を解決するために、情報サイト誕プレでは、ランダムに選んだ20代の日本人の男女に、「初任給で両親にプレゼントする場合の予算はいくら?」というアンケートを取ってみました。
初任給のプレゼントの予算 | 比率 |
---|---|
0円~5,000円 | 5% |
5,001円~10,000円 | 25% |
10,001円~15,000円 | 20% |
15,001円~20,000円 | 20% |
20,001円~30,000円 | 30% |
30,001円以上 | 0% |
結果としては、上の表の通り平均金額は18,350円。ちなみに、最高金額は30,000円で、最低金額は5,000円でした。
実は、世間では、両親に初任給でプレゼントする時の相場は、20,000円~30,000円程度だと言われています。ただ、実際にアンケートを取ると、その金額よりやや少ないという結果が得られました。
確かにアンケート結果では、巷で言われている20,001円~30,000円が予算というグループが30%います。そして、20,000円以上が予算だという人は、合わせると全体の50%近くになります。
しかし、1万円程度が予算だと答えたグループもそれなりにいて、平均を出すと平均金額が下がったのです。
巷で言われている相場や、今回のアンケート結果で得られた相場を考慮すると、具体的には初任給の10~15%程度がプレゼントの相場だと言って過言ではないでしょう。
なぜ、初任給でプレゼントした方が良いのか
自分が稼いだ給料で、両親に何かプレゼントしたいと思っている人の中には、初任給は自分のために使って、翌月以降の給料で何か買ってあげようと考えている人もいます。
両親に感謝するという気持ちが大切なので、翌月以降の給料で両親にプレゼントしても構いません。しかし、翌月以降の給料でプレゼントをするのは、少々大変です。
その大きな理由は、翌月の給与から社会保険の控除が始まるという点です。社会保険とは狭義(狭い意味での社会保険)においては、健康保険や厚生年金を指します。そして、この控除額が給料の額面の13~14%程度あり金額が大きいのが問題なのです。
※例えば、2015年4月の東京都では、月給20万円の場合、健康保険¥9,970+厚生年金¥17,474=¥27,444の金額が毎月給与から引かれます。
そのため、両親にプレゼントを渡せるタイミングは、現実問題として初任給の時か、ボーナスの時に限られるのです。
※ちなみに、2年目に給与が上がったとしても住民税が発生するため、2年目の手取りは1年目の手取りより下回るのが一般的です。
初任給のプレゼントの相場はあくまで目安。重要なのは、感謝の気持ち!
初任給で両親にプレゼントする時の相場は、あくまで目安として考えてください。
あなたのもらえる給料や、貯金や、住んでいる家の家賃によっても変わります。また、両親が存命の場合と、片親しかいない場合によっても違います。
相場は参考程度にして、翌月以降の給料や生活費も考慮し、生活に影響の無い範囲で両親にプレゼントするのが良いでしょう。
ちなみに、5万円や10万円といったあまりに高すぎるプレゼントは、逆に両親に心配をかけることになってしまうので、人並みの金額のプレゼントを贈るようにしましょう。
※具体的に初任給で贈ると良いオススメのプレゼントは、「初任給で両親にプレゼントしたいものTOP5」をご覧ください。