誕生日体験談その35。35話目の体験談は、女性佐藤さん(仮名)の誕生日に関する体験談です。
情報サイト誕プレでは、誕生日に関する体験談を様々な人にお聞きし、その体験談を掲載しています。この体験談が、皆さんの誕生日の祝い方のヒントになれば良いと思っています。
以下の内容は、2010年、佐藤さんが35歳の時のお話です。
サプライズバースデーパーティーは失敗すると大変
サプライズパーティーをやりたがる人がよくいますが、私はサプライズパーティーは全ての人が喜ぶことだとは思っていません。というのも、サプライズパーティーで夫婦の危機を招いた人を知っているからです。
ママ友の30歳の誕生日の日、私はとてもドキドキしながら、そのママ友の家のチャイムを鳴らしました。なぜなら、その前の数日間、ずっとその仲良しのママ友を騙すような真似をしていたからです。
実は、ママ友のご主人が30歳を迎える本人に内緒で、バースデーパーティーの準備をして、サプライズバースデーパーティーを開きたいと電話で私達夫婦を招待してくれたのです。
私は、多分ママ友は、サプライズパーティーが嫌いだろうと思ったので、本人に内緒にしておくのが辛かったのです。案の定、普段着のママ友が、ノーメイクで困惑した顔でドアを開けてくれました。
そのママ友の家には、既にママ友のご主人が招待したご主人側の両親、親戚、ママ友の友人達が来ていました。そして、その友人グループの中には、ママ友が普段から気に入っていない人もいて、「ああ、やっぱり」と困った気持ちになりました。
ママ友のご主人は、ママ友が誰と仲良くしているかなど、全然、把握していないのです。しかも、ママ友の両親を呼ばずに、自分の親戚を呼んだご主人には、あきれてしまいました。
ママ友も大人なのでその場は取り繕っていましたが、着替えると言って私を寝室に呼びました。ママ友は、こんな普段着でメイクもしていない所に、色んな人を呼んだ主人にものすごく怒っていると私にぶちまけたのです。
私は、大体想像がついたのに、サプライズバースデーパーティーの事を黙っていた事を謝りました。
結局、バースデーパーティーでは、私とママ友は終始作り笑い。
帰りの車ではどっと疲れが出て、お酒を飲んで酔っている主人の代わりに私が運転して帰宅しました。その日の夜、ママ友夫婦が大喧嘩になったのは言うまでもありません。
佐藤さんの体験談について
誕生日と言えばサプライズ。確かに、サプライズバースデーを仕掛けると、上手くいった時は記憶に残り、そして感動してもらえます。しかし、それには配慮が必要で、祝う相手の性格にもよります。
佐藤さんの体験談では、空気が読めない、そして妻の交友関係を把握していない残念な夫が仕掛けたサプライズバースデーパーティーでした。妻の化粧の配慮もできていない、そして交友関係の配慮もできていない。これでは、良かれと思って仕掛けたサプライズが台無しです。もう少し計画的にやるべきでした。
もし、あなたが友人や親族などにサプライズバースデーを仕掛けようとしているのなら、佐藤さんのような失敗サプライズもあるという事を念頭に置いて、計画をした方が良いでしょう。
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