【誕生日体験談61】白石島への旅行が誕生日プレゼント

誕生日体験談その61。61話目の体験談は、女性福田静代さん(仮名)の誕生日に関する体験談です。

情報サイト誕プレでは、誕生日や誕生日プレゼントに関する体験談を様々な人にお聞きし、その体験談を掲載しています。この体験談が、皆さんの誕生日の祝い方や誕生日プレゼントの選び方のヒントになれば良いと思っています。

以下の内容は、60代後半の福田静代さんのお話です。

誕生日プレゼントは雨の白石島への旅。それは最初で最後の誕生日プレゼントの旅。

その日は雨でした。が、夫は私の誕生日に何かしてあげようと白石島という島に連れて行ってくれました。

誕生日当日に出不精の夫が、私を誘ってくれたというのは初めてでしたし、それ以降ありませんでした。初めてで、そして最後の小さな誕生日プレゼントの旅でした。

白石島は、岡山県笠岡市の笠岡諸島の一つで、笠岡市笠岡港から約16kmのところにあります。

花崗岩の地肌が、白い雪をかぶったように見えることから、白石島と呼ばれるようになったと言われています。白石踊は源平水島合戦で戦死した人々の霊を慰めるために始まったと伝えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、哀調帯びた踊りで有名です。一度行ってみたいと思っていた島でした。

島には、夏場には観光客でにぎわうようですが、私が訪れたのは9月で雨っぽく霞んだ天気模様でしたので、観光客はほとんどいませんでした。私達は、東京から笠岡市に移り住んで半年、まだ物珍しかった笠岡観光という意味で夫が、誕生日記念に私を連れ出してくれたのでした。

私達は、港から浜辺へ向い歩きましたが、浜はさして広くもなく、ここにホテルやら民宿が集まっていて夏場にはにぎわうようです。けれど、この日は、煙るような雨っぽい日、浜までに行く路で、たくさんのトンビが、低い位置で飛んできて、魚を狙って急降下してきました。

島と鳶の画像

身近でトンビを見たのは初めてでした。さらに、あのピーヒョロロロという鳴き声も耳元で聞けたのが、大変嬉しく、妙なところで感動した誕生日でした。

この島は花崗岩が多く、大きな白い岩が目立って独特な雰囲気のある島でした。昔はこの花崗岩を掘り出していたということです。

フェリー港に近い空き地で老人がゲートボールをしていました。開龍寺というお寺があるのですが、これは弘法大師が唐から帰朝の途中に立ち寄り、尊像を刻んで島に残したといういわれもありそうですから、ずいぶん古くからの歴史がある島のようです。

小雨降り濡つあいにくの天気で何をしに行ったかすら分からない旅でしたが、私はトンビを初めて身近で見たことに大満足した異色の夫からの誕生日プレゼントでした。

福田静代さんの体験談について

旅行が誕生日プレゼントと言えば、有名な旅のスポットなどを思い描く人も多いかもしれませんが、福田静代さんのように島への旅行、しかも観光時期から外れた時期の旅行は静かに旅行ができて、特に夫婦間での旅行としては適しているかもしれません。

白石島には行ったことがありませんが、穏やかな島でのんびり旅行したい時には良いように思えます。

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