例えば手編みのセーターを誕生日にプレゼントされたら、気持ちが重すぎると感じる人もいるでしょう。では逆に、「この誕生日プレゼントは気持ちがこもっていなくて軽すぎる」と感じるものは何でしょうか。
例えば、誕生日プレゼントが現金だったら。
実用的だけど気持ちがこもっていないと感じる人も多いと思います。
では、現金に近い性質を持つ商品券が誕生日プレゼントだったらどうでしょうか?
恐らく多くの人は、「現金も商品券もほとんど気持ちの軽さは変わらない、少しだけ商品券の方が気遣ってくれたかな?」と答えると思います。
確かに、商品券も現金もほとんど差はありません。しかし、気持ちがこもっていない誕生日プレゼントと言われる商品券でも、ほんの少しだけ工夫をすれば、贈る相手のためになる誕生日プレゼントに変身させることができます。
大事なのは、相手を想う心。
誕生日にプレゼントする相手のことを考えた商品券の贈り方をご紹介します。
誕生日に商品券をプレゼントするメリットとデメリットとは?
まず最初に、誕生日プレゼントに商品券を贈る場合のメリットとデメリットを理解しましょう。
誕生日プレゼントが商品券であることのメリット
誕生日に商品券をプレゼントするメリットは、大きく分けると2つあります。
1つは、商品券を要らないと思う人はほぼ存在しない点。
もう1つは、その商品券を使って、誕生日を迎える本人が自分の欲しいものを買うことができるという点です。
我々は普段、誕生日プレゼントを選ぶ時、相手のことを考えて、相手が本当に欲しいと思っているであろうものをプレゼントします。しかし、相手が欲しいものを完璧に一致させることはかなり難しいことです。
かと言って、本人の口から欲しいものの情報を聞き出すというのも、何だか違うと感じる人もいることでしょう。仮に聞き出せたとしても、聞き出せたのは建前上の欲しいもので、本人が本当に欲しいものは人に言えないものだったりします。
例えば、本人が本当に欲しいものが、美少女系のパソコンゲームであれば他人に欲しいとは言いにくいでしょう。また、フィギュアの収集を他人に隠していれば、本当はフィギュアが欲しいという真実を教えてくれることはないでしょう。
しかし、商品券であれば、本当に欲しいものが人に言えない人でも、本人しか知り得ない本当に欲しいものを本人が買うことができるのです。
誕生日プレゼントが商品券であることのデメリット
商品券をプレゼントする場合のデメリットとは、何でしょうか?
最大のデメリットは、前述の通り、気持ちがこもっていないと言われるプレゼントの代名詞である点です。他にも、体積が小さなプレゼントなので、渡した瞬間にプレゼントの中身がおおよそ分かってしまう点です。
商品券を誕生日プレゼントとして贈る場合、相手の趣味に合った商品券を選ぶという気遣いが重要!
上記のメリットとデメリットを見ると、誕生日プレゼントが商品券だったとしても、貰った相手が気持ちがこもっていると感じれば、良いプレゼントと言えそうです。
では、どうすれば商品券をプレゼントしても、気持ちがこもっていると感じさせることができるのでしょうか?
それは、数ある商品券の中から、相手に合った商品券を選ぶということです。
デパートでよく買い物する人には、商品券の代名詞、全国百貨店共通商品券を誕生日プレゼントにするといい
あまり商品券を使わない人からすれば、商品券と聞くと「全国百貨店共通商品券」を思い浮かべるかもしれません。
全国百貨店共通商品券とは、高島屋や東急百貨店や三越伊勢丹など、誰もが知っているデパートで使える魅力的な商品券です。買い物でお釣りも貰える便利な商品券なので、デパートに良く行く人へ誕生日プレゼントとして全国百貨店共通商品券を渡すのは良いものだと言えます。
プレゼントする相手の好みが分からなければ、誕生日にギフトカードを贈るといい
クレジットカード会社が取り扱うJCBギフトカードや、VJAギフトカード(旧VISAギフトカード)などのギフトカードは、何と言っても使える店が多いため誕生日プレゼントに贈ると喜ばれやすいプレゼントです。
JCBギフトカードが使える店舗数は100万店舗以上、VJAギフトカードが使える店舗数は50万店舗以上あります。
そのため、これらのギフトカードがあれば、ほぼ何でも買えるため、いまいち趣味が分からない相手の誕生日にプレゼントするのであれば、商品券の一種であるこれらのギフトカードをプレゼントすると良いでしょう。
ただし、お釣りが出ないという欠点があるため、ギフトカードをプレゼントするのであれば、高い方の¥5,000券ではなく、安い方の¥1,000券を多めにプレゼントするのが気遣いだと覚えておいてください。
コンビニで買い物をする機会が多い人への誕生日プレゼントは、QUOカードがおすすめ
景品でもらう機会が多いQUOカード(クオカード)。QUOカードが使える店は、約5万店舗あります。
JCBギフトカードなどに比べると見劣りしますが、何と言っても大手コンビニエンスストア全てで使うことができるのがQUOカードの特徴です。
そのため、コンビニ好きの人にQUOカードを誕生日プレゼントとして渡すと喜んでくれます。
額面も300円、500円、700円、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円のものがあり、カードの柄も豊富にあるので、予算や柄に合わせてプレゼントすることが可能です。
手持ちの写真やイラストを使ったり、メッセージを入れるなどしてオリジナルのQUOカードを作ることもできるので、記念品や誕生日プレゼントにもピッタリです。
カード式で、中身が無くなるまで使えるのも魅力的ですね。
スマホをよく使う人への誕生日プレゼントは、Google PlayギフトカードかiTunesカードがおすすめ
誕生日プレゼントと言えば、ついつい物を考えがちですが、電子データをプレゼントするというコンセプトで誕生日プレゼントを選ぶというのもありです。
例えば、スマホでゲームをよくやる人に喜ばれるのは、ゲーム上の課金で使えるGoogle PlayギフトカードやiTunes Cardです。
プレゼントする相手のスマートフォンのOSがAndroidであれば、Google Playギフトカード。iPhoneであれば、Apple Gift Cardをプレゼントします。
より一層、スマホを楽しめるようになるので、喜んでくれるはずです。
By Clive Darra
飲食店に良く行く人への誕生日プレゼントにも、商品券は有効
普段よく行くような飲食店にも、その店独自の商品券があります。基本的に誰もが知っているような飲食店であれば、商品券が存在すると思った方が良いです。
普段、スターバックスコーヒーでコーヒーを飲む機会が多い人に対しては、スターバックスカードが喜ばれます。「これで美味しいコーヒーを飲んでね。」という一言を添えると、気持ちがこもっていることが伝わるでしょう。
また、マクドナルドに行くことが多い人に対しては、マックカードをプレゼントすると良いでしょう。「好きな時にポテト食べてね!」と言った感じの言葉を添えると良いと思います。
本や漫画が好きな人への誕生日プレゼントは、全国共通図書カードがいい
図書券だった時代を含めると、誰もが一度は使ったことがあるのが図書カードでしょう。
図書カードは、参考書を買う時にも漫画本を買う時にも使える本のための商品券です。
本が好きな人への誕生日プレゼントなら、図書カードを選んで贈るのも良いと思います。
旅行が趣味の人の誕生日プレゼントは、旅行券もあり
知っている人はあまり多くないかもしれませんが、JTB旅行券などの旅行券と呼ばれる商品券が存在します。
例えば、旅行に行くのが好きな友人などに旅行券をプレゼントするのは悪くない選択です。旅行費用の足しにしてもらう感覚でプレゼントすると良いでしょう。
重くて誕生日プレゼントに渡しにくいものでも、商品券なら渡しやすい
例えば、食べ盛りの子供を抱え、家計のやり繰りに困っているママ友がいたとします。そんなママ友の誕生日に何をプレゼントしたら良いかというと、家計の足しになるものがママ友の悩みも解消できるのでベストでしょう。しかし、現金は渡しにくい。では、お米をプレゼントするのはどうかと考えると、重いので渡しにくい。
そんな時こそ商品券です!商品券の一種に、以下のような「おこめ券」と呼ばれる商品券があります。
おこめ券なら嵩張らないため、誕生日にもプレゼントしやすく、「誕生日おめでとう。食べ盛りの子供達がいて大変でしょ。何にするか迷ったけど、家族を大事にできるプレゼントにしたよ。」と言った言い方でおこめ券を渡せば、商品券は気持ちがこもっていないという感じを出さずにプレゼントすることができますね。
(C)全国米穀販売事業協同組合:「全国共通おこめ券5枚(5kg相当分)」の画像。
毎晩家で晩酌をするお酒好きな男友達がいる場合も、商品券を誕生日プレゼントとして渡すのには適しています。この場合、誕生日プレゼントにお酒を贈ってあげたいところですが、まとまった量では重いためプレゼントしにくいという欠点があります。
そんな時は、商品券の一種のビール券や清酒券を贈ると良いでしょう。「誕生日おめでとう。これ誕生日プレゼント。小遣い減らされて大変でしょ。どうするかは自由だけど、よかったら使ってな。」というように、商品券の一種であるビール券や清酒券を渡すと、気持ちが分かってくれていると喜ばれることでしょう。
商品券を誕生日にプレゼントする場合に、最も大事なこと
商品券を誕生日プレゼントに贈ろうとするうえで最も大事なことは、贈る相手のことを考えて商品券を選び、一言言葉を添えることです。
コンビニが好きならQUOカード、本が好きなら図書カードといった具合に、相手の好みに近いジャンルの商品券をプレゼントするのが良いのです。
もちろん、その際に「誕生日おめでとう。好きな漫画本を選んでね。」と言ったように、一言添えると商品券をもらった相手も、自分のことを考えてくれてるな、という実感を得ることでしょう。