突然ですが、あなたは現金が欲しいですか?
ほぼ全ての人が現金は欲しいと答えるでしょう。もしお金が貰えれば、貯金したり、日々の支払いに回したり、好きなものを買ったり、美味しい食事を食べたりすることができるからです。
では、誕生日プレゼントとして現金を貰ったらどうですか?
貰って全く嬉しくないという人はあまりいないとは思いますが、なんとなく冷たく、心がこもっていない感じがしますよね。
誕生日プレゼントとして現金を貰った時の感じ方は人それぞれだと思いますが、果たして、誕生日プレゼントに現金は適しているのでしょうか?それとも適していないのでしょうか?
誕生日プレゼントに現金は、喜ばれない傾向にある!
「誕生日プレゼントで最も嬉しくなかったものは何ですか?」というアンケートを情報サイト誕プレが行いましたが、男女共に現金が最も嬉しくなかったと答えた人がいました。逆に、「誕生日プレゼントで最も嬉しかったものは何ですか?」というアンケートに対しては、現金だと答えた人はいませんでした。
また、周囲の人達に聞いても、誕生日プレゼントが現金であることに否定的な意見を言う人は多く、現金を誕生日プレゼントに貰っても虚しくなったり、貰っても貰ったことを忘れてしまうという意見の人が多く見受けられました。何より、気持ちがこもってないように思われるという大きな欠点があるようです。
現金を誕生日プレゼントとして渡すことは絶対にダメなの?
誕生日プレゼントが現金というのは良くないという意見が多いのは間違いありませんが、果たして誕生日プレゼントに現金を渡すことは完全にNGなのでしょうか?
誕生日プレゼントに現金が否定的な主な理由は、「気持ちがこもっていない」という理由や、「金額が安い」という理由です。つまり、気持ちがこもっていないと思われても問題ない相手に、安くはない金額の現金をプレゼントするのであれば、誕生日プレゼントに現金を渡しても問題ないということになります。では、誰に対しての誕生日プレゼントであれば、現金が問題ないのでしょう。
1.一人暮らしの息子や娘に対する誕生日プレゼントならOK
親のもとを離れて、大学生(専門学校生)として一人暮らしをしている息子や娘に、誕生日プレゼントとして現金を銀行口座に振り込むのは良い選択です。特に学生は普段の生活がギリギリなことが多く、誕生日に現金を貰うと本当に助かることが多いからです。
実家から距離が離れていればいる程、誕生日に会うことは困難です。また、誕生日プレゼントを郵送で送る場合も息子や娘が家に毎日いるか分かりません。そのため、銀行振込をしてお金をプレゼントすることは良いプレゼントなのです。
2.お小遣い制の旦那への誕生日プレゼントならOK
毎月、30,000円といったようなお小遣い制の旦那は、贅沢をせず日々を暮らしており、「あと5,000円あれば、もう1回飲みに行けるのになぁ」と愚痴を同僚に言ったりしています。
そんな旦那への誕生日プレゼントには、現金でも問題ありません。新婚であれば微妙だと思いますが、何年も夫婦をやっている仲であれば、現金の誕生日プレゼントは喜んでもらえます。
3.孫への誕生日プレゼントに現金はOK
息子や娘のように接する機会の多い相手なら、彼らの好みや趣味が分かりますが、孫のように接する機会が少ない相手に誕生日プレゼントを渡す時は、好みや流行が分からないため困ります。
そのため、誕生日プレゼントに現金を渡すのが一番無難で、喜んでくれるはずです。
誕生日プレゼントが現金の場合の正しい渡し方
誕生日プレゼントとして現金を渡す事に決めた場合、最低限注意すべきことがあります。いくら現金をプレゼントしても良いような間柄であったとしても、良くない渡し方をすると、お互いにわだかまりが残ってしまうので、注意が必要です。
誕生日に現金を直接プレゼントする場合
誕生日に現金を直接プレゼントできる場合に、ついついやってしまいがちなのが、財布から無造作に1,000円札や10,000円札を出して、裸のまま渡すことです。これは、全く気持ちがこもっているようには見えず、例え親族であったとしても喜ばれません。現金を渡すなら、最低限、洒落た封筒や袋に入れて渡すべきです。
そして、渡す時の声の掛け方にも注意が必要です。「はい、誕生日プレゼント。好きなの買って。」といったような気持ちがこもっていないように聞こえる言葉は避けましょう。運が悪いと喧嘩の原因にさえなるレベルの言い方です。
声の掛け方の一例としては、「何にするか色々考えたんだけど、どうしても決められなくて。これが一番良いかなと思ったんだよね。誕生日おめでとう。」という風に、考えた結果、現金になってしまったという想いをアピールするのが良いでしょう。
遠くに住んでいるなどの理由で、現金を直接渡すことができない場合
息子や娘に対して、誕生日プレゼントとして現金を銀行振込する場合も、注意が必要です。
まず、数日前に電話して「誕生日にお金振り込んでおくから」みたいな連絡は避けましょう。そもそも大学生の息子や娘が電話に出るか怪しいですが、事務的な感じがあり、息子や娘は有り難みを感じてくれません。また、このような連絡をして振り込みが遅れた場合や、逆に恨まれてしまうこともあります。そのため、この方法は避けるべきです。
良い渡し方は、前日の銀行の営業時間終了後に振り込みをし、誕生日当日の朝にプレゼントする相手の銀行口座に着金する方法です。そして、その直後にメールを送るのが、スマートな現金の渡し方です。
メールを送る場合でも、「振り込んでおいたから」などの事務的なメールはNG。長文すぎるメールもNG。良い文例は、「誕生日おめでとう。何をプレゼントしようか迷いましたが、現金にしました。銀行に振り込んだので、おいしいものでも食べてね。」みたいな気遣うメールが良いでしょう。
現金の誕生日プレゼントは、いくらが良いの?
現金の誕生日プレゼントは、基本的に、誕生日プレゼントの相場に合わせるのが良いでしょう。
プレゼントする相手が中学生であれば、3,000円程度。高校生であれば、5,000円程度。大学生であれば、10,000円程度。成人であれば10,000円~20,000円程度。
ちなみに7,000円とか、13,000円のような中途半端な金額はできるだけ避けた方が良いでしょう。
情報サイト誕プレから誕生日プレゼントに現金を考えているあなたにアドバイス
情報サイト誕プレは、誕生日プレゼントとして現金を渡すことはあまりおすすめしません。何よりお祝いするという気持ちが伝わりにくく、冷たいイメージしかないためです。誕生日プレゼントは、あくまで日頃の感謝と、その贈る相手に対しての気持ちが大事なのです。
喜ばれなかったらどうしようと考えて、現金のプレゼントに逃げるべきではありません。誕生日プレゼントを選ぶのが面倒だからと言って、現金のプレゼントに逃げてはいけません。あなたが考え、あなたが贈る相手のことを考えて誕生日にプレゼントすることが大事なのです。