誕生日体験談その39。39話目の体験談は、女性石田さん(仮名)の誕生日に関する体験談です。
情報サイト誕プレでは、誕生日に関する体験談を様々な人にお聞きし、その体験談を掲載しています。この体験談が、皆さんの誕生日の祝い方のヒントになれば良いと思っています。
以下の内容は、2013年、石田さんが21歳の時のお話です。
親がエホバの証人!そして21歳にして人生初めての誕生日会
21歳の頃、人生で初めての誕生日会を友達に開いてもらいました。
なぜ、21歳で初めての誕生日会なのかと言うと、私の母親は、エホバの証人という宗教に凝っていて、幼いころ誕生日になると、私は毎年のように「お誕生日会がしたい」とせがんだのですが、「だめ、お祝いをするのは神様のためだけだし、誕生日は感謝をする日だからあなたの誕生日パーティーはしないの」と毎回のように母親に却下されていました。
友達の家の誕生日パーティーにもよく誘われましたが、自分の誕生日パーティーはできないので呼べません。学校の友達にもお誕生会をしない理由を毎回説明しなければならず、毎年のように辛い思いと悲しい気持ちになっていました。
友達はプレゼントやケーキがもらえるのに、なぜ私だけといつも思っていました。こんな思いをしていたので、親が私の事を愛していないとも思っていました。つまり、子供の頃は、誕生日パーティーがやってみたいと思っていたのです。
大学に入って、仲が良い友人ができました。その友人は友達思いのとても良い人達です。
私に内緒で、誕生日パーティーを企画して、手作りのケーキや飾り付けで部屋を飾り、部屋に入る時には、クラッカーを鳴らして「お誕生日おめでとう」と言ってくれました。
この時私は、友達が自分の事を思ってくれている事に対して、非常に嬉しく感じました。自分の誕生日パーティーを、人生で初めて体験できたのは嬉しかったのですが、それ以上に友人の気持ちに感動しました。
石田さんの体験談について
知らない人も結構いると思いますが、石田さんの体験談で登場するエホバの証人とは、世界中で活動しているキリスト教系の宗教団体のことです。世界では800万人以上、日本では20万人以上の信仰者がいると言われており、誕生日やクリスマスや母の日など、とにかくお祝い系のイベントは一切行わないという特徴があります。
もし、あなたの周りにエホバの証人がいる場合、宗教上の理由で誕生日を祝うこともできませんし、誕生日プレゼントを渡しても拒否されるので、注意が必要です。
しかし、あなたの友達や恋人の親がエホバの証人で、あなたの友達や恋人はエホバの証人でない場合、誕生日を祝うことは問題ありません。石田さんのように、祝ってもらったことがないはずなので、とても喜んでくれるはずです。
誕生日と宗教には、エホバの証人のような考え方もあるので、誕生日は祝うだけが全てじゃないんだと思った方が無難なのです。
※エホバの証人に関連した1993年のパーフェクト・ワールドという映画があります。クリスト・イーストウッド(Clint Eastwood)が監督、ケビン・コスナー(Kevin Costner)主演の映画です。エホバの証人について、具体的にどんな感じなのか知りたければ、パーフェクト・ワールドを見ると分かりやすいでしょう。
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