誕生日体験談その63。63話目の体験談は、女性TONICAさん(仮名)の誕生日に関する体験談です。
情報サイト誕プレでは、誕生日に関する体験談を様々な人にお聞きし、その体験談を掲載しています。この体験談が、皆さんの誕生日の祝い方のヒントになれば良いと思っています。
以下の内容は、30代前半のTONICAさんのお話です。
吹奏楽サークルで20歳のサプライズ誕生日を決行
学生の頃、大掛かりな誕生日サプライズを行なったことがあります。今思えば、学生の時分だからこそあれだけの人が集まり、純粋に楽しみ、周りの迷惑も気にせずお祝いできたのだと懐かしく思います。
大学1年生の頃、当時所属していたサークルで同期のひとりが20歳を迎え、お祝いをしました。その主役は、同期の中でただひとりの浪人生。
大学1年の冬に私達より1年早くはたちになりました。
所属していたサークルは、吹奏楽サークル。小学校の頃から楽器を吹き続けてきたメンバーもたくさんいて、映画音楽からビッグバンドでジャズを演奏したりとなかなか規模の大きなサークルでした。
主役の人もまた、長いことトランペットを吹いていてその腕前は同期でも群を抜いた存在。
明るくムードメーカーでもあった人気者の20歳のお祝いとあって、サプライズ計画にはたくさんの人が参加してくれました。
誕生日当日、急にサークルの練習は休みになったと伝え、「先輩から練習ホールの掃除を1年生でするように言われた」と呼び出します。吹奏楽は意外と体育会系なので、先輩の言いつけとあれば必ずやって来るはずです。
主役がホールの扉を開けると、真っ暗なホールの中央に即席のお立ち台。誰かの掛け声で、照明が点くとともに当時練習していたルパン三世のテーマソングを演奏し始めました。
ルパン三世のテーマソングは途中でトランペットのソロがある曲で、お立ち台に立った主役にそのソロを吹かせ、みんなで歓声と拍手を送りました。
誕生日のお祝いにしては選曲が変ですが、主役も周りもとても盛り上がり、1年生の団結力が一気に高まりました。
TONICAさんの体験談について
TONICAさん達が行った誕生日のサプライズ演出は、吹奏楽サークルならではのサプライズですね。恐らく、このようなサプライズ演出は、吹奏楽に携わっている人でないと思い浮かばない演出方法でしょう。
その時でしかできない演出、そして、大人数を動員しないとできない演出。きっと、20歳を迎えたサークル仲間にとっては、一生の思い出になった誕生日の思い出になったことでしょう。
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