赤ちゃんは、目まぐるしいスピードで成長するものです。
毎日赤ちゃんと接していると、その成長スピードを感じない場合もあるかもしれませんが、第三者から見るとそれは驚くべきスピード。生後1年で、身長は約1.5倍。体重にいたっては、生まれた時の約3倍になります。
そんな成長の早い赤ちゃんですが、実は子育てをする上で、気付きにくいお祝いの日が存在します。
それは、ハーフバースデー。生後6ケ月の日にお祝いする日です。
海外では、学校でハーフバースデーをお祝いする習わしもありますが、日本では0歳6ケ月の赤ちゃんの場合のみという認識です。このページでは、生後6ケ月のハーフバースデーに絞った上で解説したいと思います。
ハーフバースデーとは、いつなの?
ハーフバースデー(Half-birthday)とは、誕生日の半分という意味なので、誕生日の6ケ月前の日を指します。
このハーフバースデーの日にちですが、具体的に2つの計算方法が存在します。どちらの計算方法でも間違いではないので、曜日の配列や仕事の都合に合わせて、好きな計算方法を採用すると良いでしょう。
簡易的なハーフバースデーを計算方法
誕生日の6ケ月後をハーフバースデーとする計算方法が、最も簡単でオススメです。例えば、1月15日生まれなら、ハーフバースデーは7月15日。8月20日生まれなら、2月20日がハーフバースデーになります。
欠点は、この計算方法では、一部の日にちに使えないということ。例えば、8月31日生まれの場合、6ケ月後の2月31日は存在しないので、計算できません。また、3月31日生まれの場合も、6ケ月後の9月31日が存在しないので、この方法は使えません。
正確なハーフバースデーを計算する方法
簡易的なハーフバースデーでは嫌だという人には、正確なハーフバースデーを計算する方法もあります。
それは、1年365日の半分の182.5日を加えるという方法。この計算方法では、8月30日の182日後が2月28日、183日後が3月1日になります。182日目でも183日目でも、好きな日を選択できます。
ちなみに、閏年の場合は、183日を加えます。8月30日の183日後が2月29日なので、2月29日がハーフバースデーになります。
ハーフバースデーの時期の赤ちゃんについて
産まれたばかりの赤ちゃんと異なり、生後6ケ月の赤ちゃんは、できる事がとても増えます。
例えば、顔の認識ができるようになるので、お父さんやお母さんの顔を見て真似ることにより表情も豊かになり、笑ってくれるようになります。
また首も座っている時期なので、サポートされながらお座りができるようになります。成長が早い子であれば、ハイハイをし始める赤ちゃんもいます。
そして、興味・関心の対象も増えていき、おもちゃや外の物に手を出したり触ろうとする事も少なくありません。
これらの事を踏まえた上で、以下のハーフバースデーの祝い方を見てみましょう。
ハーフバースデーの祝い方
大前提として、ハーフバースデーの祝い方に明確なルールはありません。
あなたが、ハーフバースデーを迎える赤ちゃんの両親なら、あなた達夫妻が「こうしてお祝いしたい」という気持ちを形にするだけで構いません。
あなたが、ハーフバースデーを迎える赤ちゃんの祖父母もしくは関係者であれば、自分の意見を押し通すのではなく、赤ちゃんの両親に「こんな感じでお祝いしてあげたいけど、良いかな」と相談するべきです。
将来、アルバムを見返して、語り合えるようなハーフバースデーにするのが重要なのです。
【祝い方その1】部屋を飾り付けてハーフバースデーをお祝いするのが王道
ハーフバースデーの基本の祝い方と言えば、部屋の飾りつけです。
普通の誕生日のお祝いのように、バルーンを用意したり、切り文字シールなどを壁面に貼るだけでOK。赤ちゃんの目線に合わせて、高さ1m以内の範囲を飾り付けしてください。
写真を撮影する場合でも、華やかな雰囲気に見えるので、飾り付けは外せないでしょう。
きっと、赤ちゃんも手や足などをばたつかせながら、喜んでくれるはずです。
【祝い方その2】ハーフバースデーでも誕生日ケーキを用意しよう
生後半年となると、離乳食を始める子もでてきます。
最初は重湯(おもゆ)などからになるのですが、人によってはもう少し固形物が入っているおかゆや果汁などを与えたりするものです。
もちろん、可愛らしい食器を揃えて、ハーフバースデーのお祝いに適した離乳食を作るのも良いですが、誕生日に欠かせない誕生日ケーキ(離乳食版)を用意するのがオススメです。
※レシピは、クックパッドが参考になります。
もちろん、赤ちゃんの体質、成長発達段階、アレルギーの有無などによって難しい場合もあるので、そういった場合は、おむつケーキにすると良いでしょう。
【祝い方その3】ハーフバースデーの記念撮影をプロカメラマンに依頼
可愛い赤ちゃんのハーフバースデー。記録に残すために、写真やビデオ撮影をするのは当たり前の時代です。でも、我々素人が撮影する写真と、プロのカメラマンが撮影する写真では、クオリティーに雲泥の差が生じてしまいます。
そのため、フォトスタジオで写真を撮ってもらうというのも1つの方法。
フォトスタジオでは、生後100日などの節目に利用して写真を撮ってもらったという経験がある人もいるかもしれませんが、生後6ケ月のこの日に家族の写真を撮ってもらう事ももちろん可能です。
赤ちゃんの祖父母を交えて一緒に写真を撮ったり、赤ちゃん1人で撮ったりして、バラエティー豊かな写真を残すと良いでしょう。
フォトスタジオで写真を撮影し、できあがった写真を写真立てに入れて、赤ちゃんの祖父母にプレゼントするという粋な演出も可能です。
【祝い方その4】ハーフバースデーのお祝いにプチドライブ
ハーフバースデーのお祝いに家族で出かけるというのも1つの方法です。
顔の認識ができるようになる生後6ケ月だからこそ、赤ちゃんにちょっと経験をさせてあげたいというのが親の愛情でもあります。
車での移動の場合はこまめに休憩を取る事、何かあった時に困らないように、母子手帳や健康保険証は持参する事などが重要となります。そうした上で、ドライブに行って家族で景色を楽しむという祝い方も良いものです。
特に冬場などは、風邪を引きやすくなる時期なので、長時間の外出には最新の注意を払って行動しましょう。
【祝い方その5】手形などハーフバースデーの記録を残そう
産まれてすぐは手をいつも握っていますが、生後6ケ月頃になると手を広げています。
そのため、手形を取るというのも1つの祝い方。手形と一緒に、身長や体重なども記録しておくと、成長しているという実感が得られます。
10年先、20年先に、成長した子供に見せるための物があるという事は、素晴らしいことですね。
【祝い方その6】ハーフバースデーのお祝いに知的玩具をプレゼントしよう
ハーフバースデーのお祝いの場に招待された場合、いくらハーフバースデーだからと言って、プレゼント無しというのはいただけません。赤ちゃんの祖父母という立場であっても、それは同じです。
そんな時のハーフバースデープレゼントは、知的玩具をプレゼントするように心がけましょう。知的玩具は、無難なプレゼントであり、子供のためになるので喜ばれるプレゼントでもあります。
もちろん、おむつケーキなどの知的玩具以外の物を贈っても悪くありません。重要なのは、生まれてきてくれてありがとう、ここまで大きくなってくれてありがとうと言う気持ちを表現する事なのです。
ハーフバースデーのパーティーをするなら絶対に短時間
いくら可愛い赤ちゃんのためと言っても、やり過ぎはいけません。
相手はまだ生後半年の赤ん坊。それ程、体力があるという訳ではありません。一見大丈夫そうに見えても負担がかかっている時もあるので、ハーフバースデーをお祝いするパーティーを開く時は、できるだけ短時間で終了するという事を心掛けましょう。
また、思わぬことで調子が悪くなってしまう事もあるので、日にちを変更できるように予め準備しておくというのも一つの方法です。
みんなの笑顔を見る為に、そしてお互いに良かった、と思える思い出にする為にも、予め様々な事を予想して準備しておく事は必要と言えます。
赤ちゃんが生まれてからの半年と言うのは、初めてのこと尽くしで、あっという間に過ぎていったという印象を抱いている人も少なくありません。また、子育て中は忙しくてパーティーの準備すらできないという人もいるでしょう。
赤ちゃんの両親だけでなく、祖父母をはじめとして、周りの人達もハーフバースデーを祝うために協力してあげることが重要なのです。