誕生日体験談その83。83話目の体験談は、30代の男性、タクヤさん(仮名)の体験談です。
情報サイト誕プレでは、誕生日や誕生日プレゼントに関する体験談を様々な人にお聞きし、その体験談を掲載しています。この体験談が、皆さんの誕生日の祝い方や誕生日プレゼントの選び方のヒントになれば良いと思っています。
この体験談は、30代の男性、タクヤさんが高校一年生の時のお話です。
彼女の誕生日に気合を入れてサプライズ
高校一年生の冬、私には付き合って半年になる彼女がいました。初めてできた大切な彼女です。
知り合ったのは高校の入学式の当日。これから始まる高校生活に緊張と期待感で胸がいっぱいだったあの日、彼女は突然私の目の前に現れました。
横顔を見ただけ、一瞬で私の視線と心は彼女にくぎ付けでした。
偶然にも同じクラスだった彼女に運命を感じた私は、必死にアプローチし、数度のデートを経て無事お付き合いをすることに。
デートといえば公園で友人のことや学校のこと、家族のことをひたすら語り合ったり、家でDVDをみたり、そんなにお金のかからないデートばかりでしたが、せめて誕生日は豪華にお祝いしてあげたいという気持ちが強くあったのは今でも鮮明に覚えています。
彼女の誕生日は12月23日。
クリスマスと重なりますが、何とか喜んでもらえるようなサプライズがしたいと思った私はバイトを始めることに。
彼女にはバイトのことは秘密にして3ヶ月間週2回のバイトを頑張り、5万円を手にすることができました。
私は、福沢諭吉5人を握りしめ表参道へ向かいました。そこには彼女が好きだと言っていたブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のお店があるからです。
ブランドを買うのもブランド店に入るのも初めてだったので緊張していましたが、素敵な店員さんに出会い「お若いのに素敵ですね」「彼女さん愛されておられますね」などと言われながら、さんざん悩みながらも彼女に似合いそうな3万円くらいのネックレスを購入しました。
彼女の誕生日当日は、恥ずかしさと緊張でプレゼントを渡す際もまともに彼女の目を見られませんでした。
ただ、とても喜んでくれたという記憶は鮮明に残っています。少しにじんだ目をして私にハグをしてくれました。
思い返せば、私がサプライズ好きになったきっかけは、この経験だったかもしれません。
自分の大切な人が心から喜んでくれて、その姿を見て自分も幸せになる。
そんな素敵な時間を過ごせたからこそ、愛情表現の一つとして、今でもサプライズが好きなのではないかと思います。
タクヤさんの体験談について
皆様も大切な人のために何かをしてあげた記憶があるのではないでしょうか。それが初めての経験なら尚更記憶に残っていますよね。
いつまでもその気持ちを忘れずに相手のことを思いやって愛情を伝え続けたいものですね。
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