彼氏や彼女や友達の誕生日を、サプライズで祝いたいと考えている人もいることでしょう。
もちろん、サプライズが成功すれば喜んでもらえますが、もしサプライズに失敗してしまうとそれは悲惨です。良かれと思ってサプライズを仕掛けたとしても、誕生日を祝う相手にとってみれば迷惑になってしまうことだってあります。
祝う相手に気を使わせたり、恥ずかしい思いをさせてしまうと、気まずい空気が流れることになってしまうでしょう。
そんな悲しい結果にならないように、よくある誕生日サプライズで失敗しやすい3つのことと注意点をご紹介します。
1.公共の場所で誕生日サプライズをする場合は、相手の性格を把握していないと失敗する可能性あり
誕生日のサプライズ演出の1つに、レストランやアミューズメントスペースなど、店員を含め不特定多数の人に祝ってもらうという誕生日のサプライズ演出があります。
確かに、多くの人に祝ってもらえれば、サプライズを仕掛けられた人は嬉しさが何倍、何十倍に実感する可能性が高いでしょう。
しかし、このサプライズは実は諸刃の剣。一歩間違うと、祝ってもらった人は嬉しくなかったり、逆に激怒する場合があります。
実は、このようなサプライズ演出方法は、誕生日を迎える人の性格を把握していることが絶対条件。
特に、人見知りが激しい人や、人前に出ると顔が真っ赤になってしまうような人にとっては、公共の場所で誕生日のサプライズをすることは厳禁です。喜んでもらえるどころか、拷問に近いくらいの苦痛を感じる人もいるため、嬉しくなかったり機嫌を悪くしてしまう可能性があります。
また、公共のスペースで、周囲の一般人がこのサプライズに対して何の反応も示さなかった場合も危険です。誕生日を祝ってもらう側からすれば、周囲が盛り上がってくれないと恥ずかしいという感情の方が先に出てしまうのです。
もし公共の場で誕生日のサプライズをするのであれば、祝う相手が「目立つことが嫌いではない」人のときだけにしておきましょう。
2.女性の誕生日に、バラの花束を贈るといった映画のようなサプライズは失敗する場合がある
年の数だけバラの花束を贈るといった誕生日のサプライズ演出は、映画の世界のようでロマンチックな演出で、花が好きな女性には鉄板だと思い込みがちですが、全ての人に対して有効かと言われるとそうではありません。
10代や20代前半の女性に対しては、サプライズ要素が前面に出るため問題ないことが多いでしょう。しかし、20代後半や30歳やそれ以上の年齢の女性に対してバラの花束を、特に年齢の数のバラの花束を贈るのは、時としてサプライズ失敗に繋がってしまうことも。
多くの場合、年齢の数のバラをプレゼントする相手は彼女だと思いますが、彼女があなたより年上の女性の場合、年齢を気にしている場合があります。そして、誕生日を迎えるタイミングは、あなたと彼女の年齢が1つ離れるタイミングでもあるので、年齢に関してあまり触れられたくないタイミングでもあります。そのタイミングで年齢の数のバラを贈られると、あまり喜ばれない場合があるのです。
また、サプライズでバラを渡す場合は、レストランや屋外で渡すことが多く、その後に移動する必要があります。車なら良いですが電車を利用する場合、「そんな多くのバラを持って外を移動するのは恥ずかしい」と嫌がる女性もいます。
表面上は喜んでくれても、内心は喜んでいなかったという場合が多々あるので、年齢の数のバラを贈る場合は注意しましょう。
ちなみに、女友達にバラの花束を贈るのは御法度。気持ちが重い感じがするので、失敗しやすいと言えます。
3.誕生日にサプライズとして、歌を贈るのは失敗の代名詞
もし、あなたがプロのミュージシャンであれば、サプライズとして自作のラブソングのプレゼントは良いプレゼントだと言えます。しかし、あなたがプロのミュージシャンでなければ、自作の歌を歌うというサプライズは失敗する確率が相当高いでしょう。
サプライズは何でも相手が感動するものだと勘違いしてしまいがちですが、あくまでも相手の喜ぶことを分かっているということが絶対条件。歌を作って、そして歌っている本人は、ロマンチックだと思っているかもしれませんが、余程歌が上手く音楽の才能がある人でないと、聴いている人にとっては正直微妙です。
素直に感動できるレベルの歌なら良いかもしれませんが、感動できないレベルの歌の場合、相手は「サプライズだから感動したふりをしなければいけない」という義務感も出てきます。
誕生日のお祝いにみんなで歌を歌ったり、歌以外に誕生日プレゼントがある場合は問題ないですが、誕生日に歌だけを贈るというのは、自己満足でしかないので、相当自信がある場合を除きやらないようにしましょう。
実際にあった誕生日サプライズ失敗体験談から学ぶこと
他の人の体験談の中に、サプライズが失敗した事例があります。それらの事例を読むと、なぜサプライズが失敗したのか、どうすればサプライズが失敗せずに済んだのかが分かります。
宿泊先の女将のミスで、サプライズのケーキが誕生日を迎える本人にバレるという失敗談
旅館の女将に誕生日ケーキの用意の仕方を教えてもらい、旅館の近くのお店に電話で誕生日ケーキを手配。しかし、旅館にチェックインしてすぐに、旅館の女将がサプライズケーキが届いていることを誕生日を迎える本人の前で話してしまい、本人にサプライズケーキがバレてしまったという失敗体験談です。
旅館の女将の配慮が足らなかったのが主な原因なので、運が無かったとしか言いようがありませんが、事前に旅館に対して、誕生日ケーキは内緒にして欲しいということを念を押して伝えなかったこの体験談の主にも非があります。
誕生日のサプライズにおいて、第三者を巻き込む場合、内緒にしなければいけない情報は必ず共有しなければいけないということが分かる失敗例です。
サプライズを仕掛けた旦那が、妻の交友関係や気持ちを把握していなかったために起きた失敗談
ある男性が妻のためにサプライズ誕生日パーティーを企画。そこまでは良かったのですが、そのサプライズ誕生日パーティーに呼ばれた参加者の中に、誕生日を迎える本人が嫌いな人が含まれていたり、本人がすっぴん状態の時のサプライズといった配慮が足らないものでした。そのため、誕生日を祝ってもらった本人が怒ったという失敗体験談です。
誕生日のサプライズにおいては、誕生日を迎える本人のことを第一に考えてあげないといけません。
男性はなかなか気付かないものですが、女性の誕生日にサプライズを仕掛ける場合、すっぴんや部屋着などでいるタイミングに第三者を呼んで祝うのは良くないので注意しましょう。