一般的に、ブランド物のバッグでも、漫画本でも、ゲームであっても、新品よりも中古品の方が安価なものです。
もちろん、中古品の保存状態や何の商品かにもよりますが、新品に比べて30%くらい金額が安いものもあれば、中には90%OFFのようなものまであります。
では、そんな中古品を誕生日プレゼントとして贈るのはアリでしょうか?それとも無しでしょうか?
今回は、中古品を誕生日プレゼントとして贈っても良い場合と、贈らない方が良い場合について説明します。
中古のランクについて
ByTravis
一般的に、中古の商品は以下のランクに分別されることが多いです。もちろん、販売店によってランクの分け方が異なりますが、おおよそ以下の基準だという認識で問題ありません。
Sランク(新品・未使用品)
Sランクの物は、とてもキレイな状態の商品を指します。
Sランクの中で新品に当たるものは、要するに開封されていない商品。定義上、一度でも買取店を通すと中古品になってしまうため、中古販売でも新品の商品が売られています。※新古品と呼ぶ場合もあります。
Sランクの中で未使用品に当たるものは、開封をしたり動作確認をした商品。汚れなどは一切ないため、新品とほぼ同等だと思ってください。
Aランク(極めて美品)
Aランクの物は、実際に他の人が使っていた商品ですが、とても丁寧に使っていたため傷などが一切なく、新品だと勘違いするレベルの綺麗な状態の商品を指します。
Bランク(美品)
Bランクの物は、細かい傷などが若干ある商品です。
よく見ると中古品だと気付かれますが、それなりにキレイなのであまり気にしない人も多い商品です。
Cランク(傷付いた商品)
Cランクの物は、見た目よりもその商品が使えれば良いというレベルの状態を指します。
例えばブランド物のバッグであれば、バッグとしての機能は問題ないけど、長いこと使っていると感じるようなレベル。中古の漫画本であれば、本の側面が日焼けしていたり、タバコの臭いが染み付いているレベルです。
Dランク(ジャンク品)
Dランクの物(ジャンク品)は、商品価値がほぼ無いもので、本来あった機能が欠損しているものを指します。
例えば、ゲーム機のPlayStationのジャンク品の場合、起動しないけど修理すれば動くかもしれない商品がジャンク品に当たります。
彼氏や彼女に中古品を誕生日プレゼントとして贈るのはNG
彼氏や彼女の誕生日に、例えばルイヴィトンのバッグといったブランド物をプレゼントしたいと思うこともあるでしょう。
新品のブランド物は買えないけど、中古のブランド品なら買える。そんな時、中古のブランド品のプレゼントは、原則NGです。
中古の誕生日プレゼントがOKとなるのは、相手が「これが欲しい」と中古の商品を指定した場合だけ。
世の中の多くの人は、恋人から中古の誕生日プレゼントを貰うことを嫌がる傾向にあります。中には、中古のプレゼントでも良いという人もいますが、そんな人は極めて稀。
中古品をプレゼントした場合、下手をすれば恋が冷めて破局する可能性すらあるので、絶対に誕生日プレゼントで中古の物を贈るのは止めましょう。
※どうしても中古の物をプレゼントしたい場合は、Sランクの商品を綺麗にラッピングしてプレゼントしてください。
友達の誕生日に中古の物をプレゼントするのは止めた方がいい
友達の誕生日プレゼントに中古の物を贈るか否かは、基本的にその友達の性格を見て判断すべきなのですが、極力止めた方が良いでしょう。
と言うのも、せっかく誕生日プレゼントを貰ったのに、中身が中古の物だとガッカリする人が多いからです。もしどうしても中古の商品をプレゼントしたいのであれば、友達に事前に「中古のプレゼントでも大丈夫?」と聞いておくべきでしょう。
例え中古の物でも良いと言われたとしても、プレゼントする中古品は、SランクかAランクの物に限ります。正直に中古品だと申告した上で、プレゼントするようにしましょう。
※潔癖症の友達の誕生日に、中古品のプレゼントは絶対に止めましょう。
家族の誕生日に中古品をプレゼントするのは悪くはない
両親や兄弟姉妹などに、中古品をプレゼントするのは悪くはありません。
もちろん、誕生日を迎える本人に対して、事前に中古の物で問題ないかの確認は必要ですが、中古の物をプレゼントされたからといって、あなたへの見方が変わるわけではないので、機能重視ということであれば問題ないでしょう。
中古の誕生日プレゼントでも許される事例
上記のように、中古の誕生日プレゼントは嫌がられることが多いものですが、中古の誕生日プレゼントでも嫌がられない特殊な事例が存在します。
もちろん、潔癖症の人に贈るのは避けた方が良いですが、以下の商品をプレゼントする場合は中古品でも問題ありません。
中古で入手するのが一般的な商品なら中古でOK
例えば古銭や切手を収集するのが趣味の人達にとって、珍しい古銭や切手は貰って嬉しいプレゼント。もちろん、それらの商品は中古が当たり前なので、中古の物を買ってプレゼントしても問題ありません。
つまり、古銭や切手、珍しいフィギュアなど、中古で入手するのが一般的な商品であれば、中古品をプレゼントしても問題ないのです。
限定品などのプレミア商品なら中古の物を贈ってもOK
非売品やプレゼント企画で当たるような限定品は、欲しいと思っても普通は手に入りません。
そのため、そういったプレミア商品は、ネットオークションで買ったりするしか方法がありません。
「君のために人から譲ってもらったんだよ」というような感じで、中古ではあるけれど、誕生日にプレゼントしたとしても不自然ではないのがプレミア商品なのです。
このようなアイテムは、中古であるというネガティブなイメージよりも、「私のために探してくれたんだ」というポジティブな印象が先行するので、プレミア商品であれば中古であっても問題ありません。
中古のサッカーチケットなどもプレゼントして良い
有名バンドのライブチケットやサッカーなどのスポーツのチケットは、そのイベント会場に入るための入場券に過ぎません。つまり、チケットにはあまり価値がなく、チケットを使いその場に行き、そして楽しむことにこそ価値があります。
商品券のような金券も同じですが、このような目的を果たすためのツールであるチケットを誕生日にプレゼントする場合は、新品だろうが中古だろうが関係ありません。
チケットが折れていなければ、金券ショップで買った中古のチケットをプレゼントしたとしても、誰も気にしないものです。